会長挨拶

会長挨拶

2015年4月
京都大学 阪井康能

4月から大矢禎一先生の後を引き継いで酵母遺伝学フォーラムの会長を拝命しました。大矢先生は、若手会員・企業研究者などフォーラムの多様な会員に目を向けた運営、あるいはフォーラムの国際化に関して若手の国際学会への参加にむけて新たな枠組みを作られるなど、積極的に会の活性化を目指した運営に努められました。私はこの路線を発展させることはもとより、国内にも目を向け、他の酵母関連学会や分野においても、フォーラム会員の皆さんの酵母研究あるいはフォーラムのプレゼンスが示せるようにできればと考えています。酵母ほどに解析がすすみ、また多様でかつ洗練された技術の開発がすすみ、基礎研究と応用研究の橋渡しをできる生物を私は知りません。この2年間は、以下の項目を重点的に進めようと考えています。

1 研究会の充実と若手会員活動の活性化

本フォーラムの研究報告会は、何より学術性の高さと自由な討論が売り物です。同時に、未熟ではあっても勇気ある学生にとっては数少ない口頭発表、鍛錬の場でもあります。学生の発表機会を増やすことを目的として、ポスター賞をより拡大して口頭講演者にも顕彰できるように現在、準備を進めています。研究会として高いレベルを保ったまま、学生の口頭発表を増やすことは難しいことかもしれませんが、会員の皆様の暖かい心とご意見を受け入れながら、バランスのとれた研究会の運営に取り組んでいきたいと思います。フォーラムメンバーを中心とした若手による研究会とも連絡をとり、できる限りのサポートもしていこうと思います。

2 国際学会・参加のサポート

従来通り、International Conference on Yeast Genetics and Molecular Biology、Yeast Genetics and Molecular Biology Meeting など、海外で開催される国際会議への出席に加え、今年、6月にはPombe 2015が神戸で、来年には淡路島で開催されるInternational Congress on Yeasts ICY2016と本フォーラム研究会の連続開催が予定されています。これらの国内で開催される酵母関係の国際会議への支援を通してフォーラム会員のみなさんに、多くの海外研究者との交流を深め、刺激を受け、励みにして頂きたいと思います。

3 国内学会・酵母合同シンポ・日本微生物学連盟

フォーラムの会員を中心に、国内の他学会でのシンポジウム企画などを積極的に進め世の中に酵母の実力を示して頂ければと思います。例えば、フォーラムを共催団体としてお使い頂くための仕組みを検討したいと思います。また限りはありますが経済的な支援もできればと思います。酵母合同シンポは、2016年はICY2016のために開催されませんが、酵母合同シンポとの連携も進めていく予定です。また、微生物学は酵母抜きに語ることはできません。日本微生物学連盟への加入も検討中で、よりひろい意味の微生物学の中で本フォーラムの立ち位置を示していければと思います。

以上、会員の皆様におかれましては、今後もフォーラムへの暖かいご支援と研究会へのご参加、またご意見を頂ければと思います。